-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
合同会社HENT、更新担当の中西です。
本日は第6回ホテル清掃雑学講座!
今回は、客室設備の点検とメンテナンスについて深掘りします♪
――――――――――
「お部屋の設備が不具合だと滞在中に困る」
「エアコンの効きが悪いとクレームに」
「TVや照明、給湯のチェック方法を知りたい」
そんなお客様の快適な滞在を支えるため、清掃スタッフにも設備点検の知識が求められます。今回は手順とポイントを解説します!
――――――――――
① 必要道具の確認
テスト用リモコン(TV/エアコン)、小型ドライバー、電池予備、スマホ充電ケーブル各種、懐中電灯、ゴム手袋。
点検表は紙かタブレットで、項目ごとに「正常/要対応」を記録。
② 動線計画
入口→窓側→ベッド周り→デスク→バスルーム→クローゼットの順に回り、ムダをなくす。
清掃ルートと重複しないよう、動線を事前に共有。
★ エアコン
運転テスト:リモコン操作で「冷房」「暖房」「送風」を各1分ずつ起動。
風量・風向:高・中・低の風量切り替え、ルーバー動作を確認。
フィルター確認:外しやすいタイプは外してホコリの付着をチェック。
★ 照明・スイッチ
全灯チェック:天井灯、間接照明、ベッドサイドランプ、デスクライトを順に点灯。
調光機能:調光スイッチの可動域を確認し、明るさの変化をチェック。
緊急灯:停電シミュレーション(スイッチオフ)で非常灯が点くか確認。
★ テレビ
チャンネル切替:主要局の映像・音声が正常か確認。
HDMI/USB端子:お客様用端子に差し込み、反応をテスト。
字幕・音量調整:リモコンで字幕表示と音量MAX/MINをチェック。
★ Wi‑Fi・電話機
Wi‑Fi接続:SSID/パスワードを使ってスマホで接続し、インターネットにアクセス。
室内電話:内線/外線ダイヤルテスト。フロント番号への通話、応答確認。
★ 給湯器リモコン
温度設定:40℃→50℃→60℃と変更し、お湯が適温かを確認。
保温機能:タンク保温ランプの点灯を確認。
★ シャワー・蛇口
水圧・温度変化:ハンドル操作でお湯→水への切替、シャワーと蛇口それぞれで水圧を確認。
水漏れチェック:ホース根元や蛇口周りに水滴がないか、10秒間目視。
★ 排水
流れ確認:バスタブ・洗面ボウルに水を溜め、排水口の詰まりや逆流がないかチェック。
防臭トラップ:トラップ部に臭い戻りがないか匂いをかいで確認。
★ 金庫・セーフティボックス
開閉テスト:初期コードで開閉し、暗証番号変更もテスト。
内部照明:扉開時にライトが点くか確認。
★ 消火器・避難経路表示
消火器点検:ピン・ホースの異常なし、圧力ゲージが緑ゾーン。
誘導灯・表示板:点灯テスト(スイッチオフで非常灯点灯)、表示が鮮明か確認。
★ 窓・カーテン機構
開閉動作:サッシのスライド、網戸の開閉をスムーズに。
遮光カーテン:レールから外れず、スムーズに開閉できるか。
① 軽微な調整
電池交換、フィルター清掃、ネジの増し締めなどは即日対応。
対応後は点検表に「対応済」と記入。
② 専門対応依頼
給湯器異常、エアコン異音、通信機器故障などは設備管理部門へエスカレーション。
依頼内容・日時・担当者を記録し、修理完了までフォロー。
事前準備と動線計画で効率的に回る
空調・照明は操作機能と安全灯まで漏れなくチェック
電気・通信機器は映像・音声・接続テストを徹底
給湯・水まわりは水圧・温度・排水の3点を確認
備品・安全設備は消火器・避難表示も見逃さない
不具合対応は即日処置と専門依頼の二段階で確実に
次回ご宿泊の際は、ぜひ設備の快適さにもご注目ください。それが私たちの「おもてなしの心」です!
以上、第6回ホテル清掃雑学講座でした。次回もお楽しみに!