オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年4月

第6回ホテル清掃雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社HENT、更新担当の中西です。

本日は第6回ホテル清掃雑学講座!

今回は、客室設備の点検とメンテナンスについて深掘りします♪

――――――――――
「お部屋の設備が不具合だと滞在中に困る」
「エアコンの効きが悪いとクレームに」
「TVや照明、給湯のチェック方法を知りたい」

そんなお客様の快適な滞在を支えるため、清掃スタッフにも設備点検の知識が求められます。今回は手順とポイントを解説します!
――――――――――

1. 点検前の準備とチェックリスト

必要道具の確認

  • テスト用リモコン(TV/エアコン)、小型ドライバー、電池予備、スマホ充電ケーブル各種、懐中電灯、ゴム手袋。

  • 点検表は紙かタブレットで、項目ごとに「正常/要対応」を記録。

動線計画

  • 入口→窓側→ベッド周り→デスク→バスルーム→クローゼットの順に回り、ムダをなくす。

  • 清掃ルートと重複しないよう、動線を事前に共有。


2. 空調・照明の点検

エアコン

  • 運転テスト:リモコン操作で「冷房」「暖房」「送風」を各1分ずつ起動。

  • 風量・風向:高・中・低の風量切り替え、ルーバー動作を確認。

  • フィルター確認:外しやすいタイプは外してホコリの付着をチェック。

照明・スイッチ

  • 全灯チェック:天井灯、間接照明、ベッドサイドランプ、デスクライトを順に点灯。

  • 調光機能:調光スイッチの可動域を確認し、明るさの変化をチェック。

  • 緊急灯:停電シミュレーション(スイッチオフ)で非常灯が点くか確認。


3. 電気・通信機器の点検

テレビ

  • チャンネル切替:主要局の映像・音声が正常か確認。

  • HDMI/USB端子:お客様用端子に差し込み、反応をテスト。

  • 字幕・音量調整:リモコンで字幕表示と音量MAX/MINをチェック。

Wi‑Fi・電話機

  • Wi‑Fi接続:SSID/パスワードを使ってスマホで接続し、インターネットにアクセス。

  • 室内電話:内線/外線ダイヤルテスト。フロント番号への通話、応答確認。


4. 給湯・水まわり設備の点検

給湯器リモコン

  • 温度設定:40℃→50℃→60℃と変更し、お湯が適温かを確認。

  • 保温機能:タンク保温ランプの点灯を確認。

シャワー・蛇口

  • 水圧・温度変化:ハンドル操作でお湯→水への切替、シャワーと蛇口それぞれで水圧を確認。

  • 水漏れチェック:ホース根元や蛇口周りに水滴がないか、10秒間目視。

排水

  • 流れ確認:バスタブ・洗面ボウルに水を溜め、排水口の詰まりや逆流がないかチェック。

  • 防臭トラップ:トラップ部に臭い戻りがないか匂いをかいで確認。


5. その他備品・安全設備の点検

金庫・セーフティボックス

  • 開閉テスト:初期コードで開閉し、暗証番号変更もテスト。

  • 内部照明:扉開時にライトが点くか確認。

消火器・避難経路表示

  • 消火器点検:ピン・ホースの異常なし、圧力ゲージが緑ゾーン。

  • 誘導灯・表示板:点灯テスト(スイッチオフで非常灯点灯)、表示が鮮明か確認。

窓・カーテン機構

  • 開閉動作:サッシのスライド、網戸の開閉をスムーズに。

  • 遮光カーテン:レールから外れず、スムーズに開閉できるか。


6. 不具合対応と報告フロー

軽微な調整

  • 電池交換、フィルター清掃、ネジの増し締めなどは即日対応。

  • 対応後は点検表に「対応済」と記入。

専門対応依頼

  • 給湯器異常、エアコン異音、通信機器故障などは設備管理部門へエスカレーション。

  • 依頼内容・日時・担当者を記録し、修理完了までフォロー。


まとめ:設備点検で「快適と安心」を届ける

  1. 事前準備と動線計画で効率的に回る

  2. 空調・照明は操作機能と安全灯まで漏れなくチェック

  3. 電気・通信機器は映像・音声・接続テストを徹底

  4. 給湯・水まわりは水圧・温度・排水の3点を確認

  5. 備品・安全設備は消火器・避難表示も見逃さない

  6. 不具合対応は即日処置と専門依頼の二段階で確実に

次回ご宿泊の際は、ぜひ設備の快適さにもご注目ください。それが私たちの「おもてなしの心」です!

以上、第6回ホテル清掃雑学講座でした。次回もお楽しみに!

apple-touch-icon.png

第5回ホテル清掃雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社HENT、更新担当の中西です。

本日は第5回ホテル清掃雑学講座!

今回は、客室清掃の極意について深掘りします♪

――――――――――
「お部屋に入った瞬間、ふんわりとした清潔感が広がる」
「ベッドメイクが美しく整っていると気持ちいい」
「アメニティがきちんと補充されているかチェックしたい」

そんなお客様の期待に応えるために、客室清掃は“ホテルの心臓部”とも言える大切な作業です。今回は手順とポイントを詳しく解説します!
――――――――――

1. 清掃前の準備と動線計画

必要道具の確認

  • 清掃カートには、マイクロファイバークロス、除菌スプレー、掃除機、使い捨て手袋、アメニティ類を常備。

  • ルームキーや清掃完了タグなど、チェックリストも忘れずに。

動線の確保

  • 入口からベッド、バスルーム、窓側、デスク回りの順に回るルートを事前にイメージ。

  • 無駄な往復を減らし、清掃時間を短縮するとともに、お客様のプライバシーを尊重。


2. ベッドメイクとリネン交換

シーツ・枕カバーの取り外し

  • 端をきちんと持ち、床に落とさず専用袋へ。

  • 枕カバーは上下左右の柄・タグ位置をそろえて戻す。

マットレス・布団の整え方

  • マットレスパッドは軽く叩いてホコリを飛ばし、通気性を確保。

  • 布団はシーツの上で軽く引き伸ばし、四隅のズレを直す。

掛け布団・ベッドスロー

  • 掛け布団はセンターを合わせ、端を折り返して美しいラインを作成。

  • ベッドスローは水平に広げ、シワを伸ばしてラグジュアリー感を演出。


3. バスルーム・トイレ清掃

浴室全体の除菌と拭き上げ

  • タイル・浴槽は酸性・アルカリ性洗剤を使い分け、汚れを根こそぎ除去。

  • シャワーヘッド・蛇口の水垢はクエン酸スプレーで分解し、マイクロファイバークロスで磨き上げ。

鏡とガラスの仕上げ

  • メラミンスポンジで頑固な汚れを落とし、最後はガラスクリーナーで拭き上げ。

  • 水滴や指紋が残らないよう、縦→横の二段階拭き。

トイレの除菌

  • 便器内は専用ブラシで洗浄後、除菌スプレーを噴霧。

  • 便座・フタ・周辺の手すりは次亜塩素酸ナトリウム系で拭き上げ、細部まで清潔に。


4. デスク・家具・窓まわりの整え

デスク上の拭き掃除

  • パソコン台や電話機は電源オフ後に、静電気防止クロスでホコリをキャッチ。

  • リモコンやスイッチ類はアルコール除菌シートで丁寧に。

窓・カーテンのケア

  • 窓枠のサッシは歯ブラシでゴミをかき出し、マイクロファイバーで拭き上げ。

  • カーテンは開閉チェックし、汚れが目立つ場合は部分洗い。

家具の配置チェック

  • 椅子やテーブルの位置をガイドマークに合わせ、左右対称に配置。

  • アメニティ類は定位置に揃えて、見た目の美しさをキープ。


5. 最終チェックとおもてなしのひと工夫

香りの演出

  • ほのかな消臭・芳香スプレーを空間全体に軽く噴霧し、心地よい香りをプラス。

照明とスイッチ確認

  • 全灯・間接照明・ベッドサイドランプが正常に点灯するか確認。

  • 調光スイッチの動作チェックも忘れずに。

最終ウォークスルー

  • 客室ドアを閉めた状態で廊下側から見たときの印象をチェック。

  • 目に入りやすい部分に汚れやズレがないか、最後の一周で確認。


まとめ:客室清掃で「また来たい」を叶える

  1. 事前準備と動線計画で効率的に清掃

  2. ベッドメイクはシーツ交換から仕上げまで美しさを追求

  3. バスルーム・トイレは除菌と拭き上げを徹底

  4. デスク・窓まわりのホコリ・汚れを見逃さない

  5. 香り演出と最終チェックでおもてなしの心を形に

次回ホテルにお泊りの際は、ぜひ客室の細部にもご注目ください。それが私たちの「おもてなしの心」です!

以上、第5回ホテル清掃雑学講座でした。次回もお楽しみに!

 

apple-touch-icon.png